そうそう、会話なんですよ。
私の父親は私が18歳の頃に家を出て行って、死ぬまでどこで何をしているのか分かりませんでした。
死ぬちょっと前にある所から知らせが来て、「御宅のお父上がなくなりそうなのでそれ相応の手続きを行って下さい。」みたいな文章が来て、アワアワしてる間に死んじゃって、バタバタしつつもお葬式をしたのでした。
色々大変だったー。お金もかかったー。色んな人にもご迷惑かけたー。
でも私にとっては父親なわけです。
でも実際にはほとんど話す事が無かったんだよな〜。
最近になって、私の叔母が「あんたのお父さんはね。」的な話しを色々してくれて、そんな話をホントに初めて聞くに至っているのです。
そんな話の中に、私の全然知らない父親がいて、しかも割りと好ましく思える人となりがあって、アレレ、母親から聞くひどい人ダメな人なだけじゃ無い父親像が浮かび上がってくるわけですよ。
あれ〜。今生きてて色々話が出来たら、なんか結構好きなタイプな人なんじゃないかな〜〜?
意外と面白い人じゃん。って思う自分がいます。
もう死んじゃってるからね。何とでも美化できるからね。
そんなことも考えつつ、「あーー。もっと会話しておくんだったーーー!」って思うんですよ。
そしたらもっと父親の事、尊敬出来たかもしれないなぁ。
何でもっとしゃべんなかったのかなあーー。
後悔先に立たずです。
夢の中で逢えたらいいね。楽しい夢でね。今までは夢でも探してたからね。凄く心配している夢だった。
死んじゃったら話せないの。